【体入】ガールズバーバイトの体験入店と仕事の流れ
- お金がない
- 時間がない
- 水商売やってみたい
理由はたくさんあると思いますが、未経験の人がガールズバーでバイトをするときにはかなりの勇気がいると思います。私もそうでした!
自分が初めて水商売の道に入ったのは20歳の時、最初はパチンコ屋さんでアルバイトをしていたのですが働く時間が長く、時には残業もあり、学業との両立がかなりしんどいのに悩まされていました。
そんな時になんと、バイト先が「来月でつぶれます」宣言。
仕送りも貰っておらず一人暮らしをしていた私は焦ります。そこで「体験!ガールズバイト」に載っていた高額求人を見て、ガールズバーを見つけました。その時にガールズバーのバイトに出会っていなかったらどうなっていたのやら。
今回はその時の体験入店の経験を書いてみます!勤めようか、どうしようか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
【体入】ガールズバーの体験入店の流れと仕事内容
1.良さそうなお店を見極める
求人を見てみるとどこも似たり寄ったりの事が書いてあります。まぁ当然のことです。求人出しているくらいなので女の子に来て欲しいのはどこも一緒です。
今まで水商売なんかしたこともなく、「お水の花道」くらいしか水商売知識のない人間にはどこが良い店なのかなんてさっぱり分かりませんでした。
何件も電話をかけ、突っ込んだ話もし、面接も行き、勤めたガールズバーは3件。
その経験から優良店と呼ばれる店を見分けるコツを見つけました。
コツ1.具体的なお給料の話があるお店
- 時給
- ドリンクバック
- 所得税
- その他の金額
- 支払日・支払方法
これらを聞いても嫌な顔せずきちんと説明してくれるところは優良店の可能性が高いです。逆に働く側に大切なお給料のことを曖昧にしてくるところはおすすめしません。
例えば、「時給は頑張り次第」「繁盛したら大入り手当」基準が全く分からないのに頑張れませんよね。「ドリンクバックは1杯600円、支払日は〇日締めの〇日支払いです。」など当たり前のこともないがしろにしているお店は全部ないがしろにしがちなので気を付けてください。
コツ2.店内が整頓されている
飲食できる店である以上キレイなのが当たり前ですが、その当たり前ができていないところも要注意です。
キレイなところはボーイさんやスタッフの女の子がきちんと掃除や整頓をしています。店内写真や面接のときにこのよく見ると汚い…というところは避けてください。
お店に問い合わせの電話をした段階でも見分けられます。体験入店したはいいけど、求人と違う時給だった、曖昧にはぐらかされて満額もらえなかったというのはよく聞きます。せっかく働くのですから、いいお店で楽しく働きましょう!
2.緊張!面接
良いお店が見つかったら、まずは面接をお願いしてください。
むこうから面接の日取りを聞かれることもあります。体験入店の意志がある場合は、電話の時点で伝えておくと安心です。私ははじめから体験入店しようとしていたので面接後に、送迎があるという条件で21時〜3時まででお願いしていました。
このお店は制服がそろいの制服があったので、それを貸していただけるということで服装に合う靴だけを履いていきました。服装の確認をしておくと、靴を合わせて履いていけるので聞いておくといいと思います!
面接時の持ち物について
- 服装にあった靴
- 身分証明書
- 携帯
- メモ帳
- スケジュール帳
これらを持っていけば問題ありません。
結局この面接したお店でそのまま働くのですが、体験入店が終わってすぐに次のシフトの調整が出来ました。自分のスケジュールを把握できるようにしておくのはおすすめです。
面接の内容について
- 志望動機
- 身分証の提示
- どのくらい働けるか
- お酒は飲めるか
- 得意なこと、趣味
このような質問をされたので、面接は他のアルバイトと似ています。
一通りこちらのことを聞かれてから、給料の詳しい話があり、体験入店の説明に入りました。全部で30分くらいでしょうか。
面接担当はオーナーさんと店長さんでした。オーナーさんはホストみたいな、もうキラッキラした人でしたが、店長さんは普通のサラリーマンみたいな人です。口調は二人ともとても丁寧。普通なんですけど、水商売=チャラそうな偏見があったため驚いたのを覚えています。
そして水商売になじみのない私が一番困ったのは
「源氏名何にする?」
なんか自分で考えるのも恥ずかしいし、思いつかない!!!と思っていたところにたまたまBGMでaikoが流れおり、それを聞いた店長さんの提案で私はこの店では「あいちゃん」になりました。
3.いざ、体験入店を行う
着替えを更衣室で済ませた私は店長さんに呼ばれ、いざフロアへ!既にカウンターには2人組のお客様と1人のお客様がいました。
おぉ…と思いながらぼさっとしていると店長さんに呼ばれ、一人の女の子のところへ連れていかれます。フリーターでフル出勤している、ゆうかさん(27)でした。
結構年齢上の人もいるんだな…と思うと共に、こんなおとなしそうな人がいるのか…というのが衝撃。黒髪で化粧もオフィスにいそうな感じの女の人です。水商売と言えばド派手なお姉さん、ギャルだらけだと思いこの日生まれて初めてのギャルメイクをした私はあっけにとられました。
どこでもそうですが、新人にはベテランの先輩スタッフかボーイさんが必ずついてくれます。行ったその日に新人一人で接客させるお店は間違いなくブラック、そしてまずありません。
難しいことは分からないだろう、という配慮なのかゆうかさんはタバコの火のつけ方、灰皿交換、飲み物の作り方 を教えてくれ、あとは全部ゆうかさんがしてくれていました。
体験入店の時の主な仕事はお客様と喋ることになると思います。それと、先輩スタッフの支持に従うこと!
この時に自分が接客したお客様はフロアに立っていた21時〜3時までの6時間で4組ほどだったと思います。
私は本を読むのが趣味だったのですが、このうちの1人のお客様が読書好きでとっても楽しく話ができました。そして飲みなれている人になればなるほど、「おかわりいいよ」と自分から言って下さいます。
そしてこの日私は飲みすぎ、次の日に酷い二日酔いでした…。
楽しい時間はあっと言う間ですがもちろん嫌…というか困ったお客様も。ゆうかさんも初めて出会う、ほんと新規の2人組みのお客様でしたが…ベロッベロに酔っぱらっている若い2人組み。セクハラ発言を繰り替えし、滞在時間は長いのに売り上げは低く、声はでかい、挙句の果てに見送りの際に階段から転げ落ちて鼻血を出して帰っていくというとんでもないお客様でした。
今になればまだ可愛い方だな。と思えますが、当時はかなり引きました!え、なにこいつら無理。とひたすら笑顔でうんうん頷くだけ。会話らしい会話はしませんでしたが、良い洗礼ではあったのでしょう。
体験入店はこのお客様たち以外はたんたんと何事もなく終わっていきました。そして、私が帰る予定にしていた30分前に店長さんが声をかけにきてくれて仕事は終わります。教えてくださったゆうかさんにお礼を伝えて、着替えてきていいよ〜と言われこの日の仕事は終わりました。
店選びに時間をかけたのもよかったと思いますが、私の初の体験入店はこんな感じです。おおむね平和に終わり、お店の印象もよかったのでそのまま働くことを決めました。
4.待望!お給料をいただく
このお店は体験入店の時の給料はその日に手渡し。あとは日払いか週払い、月払いを選べるようになっていました。
ごそごそとバックヤードで着替えて出てくると、オーナーさんと店長さんが待っていました。そして一枚の封筒と一緒に「お疲れ様でした」という言葉をくれます。
中を見てみると
「1万7000円」と明細表が入っていました。
「1万2000円が時給分、残りの5000円は1杯300円のドリンクバック×10杯(10杯でボーナスついて5000円)」ということが書いてあり、まるまる全部貰うことが出来ました。
送迎が必要なら一月に〇〇円、という形で支払う方式だったので体験入店の時は送迎代はかからないそうです。
仕事の感想をのほほんと話した後、次の出勤の意志があれば連絡〜と言われたのですがお金に困っていた私は食い気味で「働かせてください!」とお願いしました。
そして午後の講義だけの日の前日、金曜土曜の週末に同じ時間帯の勤務で働かせてもらうことになりました。
夏休みとかは早めに相談してね〜とのことだったので、地元に帰りたかった私はその時に夏休みは2週間ほど里帰りさせてください!それ以外は週4で働きます。と大体の予定を伝えました。
この後、引っ越す事になり結局このお店は卒業と同時に辞めたのですがこのお店はほんとうにあたりでした!
体験入店前の店選び、時間をかけてじっくり決めるのが間違いありません。みなさんも迷えば電話、出来たら面接まではしてみるといいかもしれません。
もちろんきちんと働くようになった時には、所得税や送迎代も最初の条件通りに引かれました。給料のお話も細かいところまで聞いておいてよかったと思います。